日々仕事をする中で気になった物事を取材してお届けしていきます。
船に乗ることも多い現在の仕事。
最初のころは船酔いに怯えて遠くの景色ばかりを見ていましたが、
慣れてきた最近は近くのものもしっかり見ることができるようになりました👏
そんな中「アレは何だ?」と思ったものがあります。
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職場の先輩に尋ねると「海上浮標識」であることが判明しました。
具体的にはどんな役割を持つものなのか、
神戸港にはどんな海上浮標識があるのか、
調査して参りました!
調べてみると標識の色は大きく3つ
赤と緑の標識の間が道路のようなイメージ。
車が左側通行なのに対し、船は右側通行です。
🔴赤色の標識は航路の右側(水源に向かって)を示す。
港に入っていく船は赤色の標識寄りを航行。
🟢緑色の標識は航路の左側(水源に向かって)を示す。
港を出ていく船は緑色の標識寄りを航行。
🟡黄色の標識は工事区域等の境界又は、特別な施設があることを示す。
※水源とは、航海者が海側から港、河川その他の水路へ接近する際にとられる
一般的な方向の基準です。瀬戸内海における水源は「阪神港」です。
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神戸港にある海上浮標識
①神戸中央航路第一号灯浮標(左舷標識)
神戸港の大動脈、神戸中央航路に向かって左側に設置。
標体:緑 灯色:緑
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②神戸中央航路第二号灯浮標(右舷標識)
神戸港の大動脈、神戸中央航路南東入り口の港内に向かって右側に設置。
標体:赤 灯色:赤
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③神戸沖第一号灯浮標
神戸空港の沖(港域外)にあり、神戸沖第二号灯浮標とで神戸港沖の海域を
東西及び南北の航行船舶の整流を図る目的で設置。
標体:赤白縦縞 灯色:白
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ずっと気になっていた謎の物体。
船の安全な航行を支えてくれているものでした。
神戸海上保安部様にみせていただいた参考資料には、
今回紹介できていない様々な標識が。
その重要な役割はもちろん、
ミニチュア灯台のような可愛らしい見た目も含めて、注目していきたいです!