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神戸みなとさんぽ004~ポートターミナルにある巨大リンゴ編~

2024.08.15
  • 神戸みなとさんぽ

神戸みなとさんぽ004~ポートターミナルにある巨大リンゴ編~

【神戸みなとさんぽ】では、新人であり、「神戸港初心者」の私が、
日々仕事をする中で気になった物事を取材してお届けしていきます。

客船が入港するポートターミナルの片隅で巨大なリンゴを発見しました。
一体このリンゴは何なのか…🍎

謎のリンゴをまじまじと見てみると、プレートに「ロッテルダム港」の文字。
このリンゴはロッテルダムからの贈り物のようです。
なぜロッテルダム?なぜリンゴ?これらの疑問解決を目指します🔍

ロッテルダム港と神戸港は姉妹港!

1967年5月15日神戸港開港100周年の節目に、
神戸港とロッテルダム港は姉妹港提携を結びました✍

ちなみに、ロッテルダム港は当時世界最大の国際貿易港。
ヨーロッパ最大の石油精製の中心地で総取扱貨物の63%が石油だったとか。
欧州最大の貿易港であることから「ユーロポート」とも呼ばれています⚓
かっこいい!
出典「神戸市秘書室渉外課/昭和53年/姉妹都市提携のあゆみ」

なぜ贈り物にリンゴが選ばれたのか。
リンゴのオブジェのプレートに刻まれていた作者の名前を調べてみました。


キース・フランス(Kees Franse)1924-1986

オランダ ロッテルダムの画家・彫刻家。
巨大な木製のリンゴ作品で知られています🍏

ロッテルダム在住のアーティストの代表的な作品が、
贈り物として選ばれたようです。

ポートターミナルの巨大リンゴ。
具体的な資料等は残っておらず、推測の部分も多い結果となりました。


メリケンパークにもロッテルダム港からの贈り物が飾られているようです。

普段は気にしないオブジェの背景を気にしてみると
意外な発見があるかもしれません🦒